とうとうやられてしまいました。
昨日金曜日に駐車禁止キップを切られた。
2枚で70ユーロ!
軽いめまいを感じる週末です。
イタリアの駐車事情は最悪で、車社会でありながら、郊外型ショッピングセンターなど一部を除き、駐車場がほとんどなく、レストランなど行く場合、駐車場所を探すのにとんでもなく苦労します。これはイタリア人とて同じ悩み。
街に専門駐車場がなく、ではどこに駐車するか。
道路の路肩にする。
大抵の道路の路肩には、オレンジのラインとブルーのラインで駐車スペースが区切られている。
オレンジはその周辺に住む住民専用で、住民登録、車取得後、役所に区域住民証明の車用ステッカーを申請し、それを車のフロントガラスに貼り付ける。
オレンジライン内は、その区域駐車ステッカーのない車は駐車できず、駐車しても駐禁対象となる。
ブルーラインは都心部に多く、有料駐車場。けど、日本や米国と異なり、駐車料金のコインを入れるようなマシンはなく、近くにキップ売りのおじさんが立っているか、近辺の新聞雑誌など販売する売店で時間単位でチケットを購入し、車中から外に見える場所に置く。
原則午後8時以降は、ブルーライン内は無料となる。
ディナータイムなどは、オレンジ、ブルーラインを問わず、路肩にはぎっしり車が並び、更には歩道への乗り上げ駐車は当たり前、時に2重駐車、極めつけの道路の中央ラインの駐車も見られる。
自分の場合、10月赴任、11月初旬アパート契約後、Carta D'identita(ID)取得したのは1月下旬、区域駐車ステッカー取得したのは先週末。
会社あげての申請でも、イタリア式対応により、超スロー取得。
会社の事情により、今乗るVolvoからBMWの中古へ乗り換えることとなり、今週火曜日から木曜までの出張から帰り次第、BMWへステッカー貼り付け、乗り換え予定としていた。
12月アパート引越し後、ステッカーなしでアパート前オレンジライン駐車1ヶ月間以上駐禁キップがなかったので、
「やっぱ、イタリアのポリスもなまけものやなあ。近所のオレンジラインはOKやがな。」と完全に油断していた。
それが、出張から一昨日木曜夜帰国し、Malpensa(ミラノ国際空港)から車でアパートに帰った翌金曜日朝出社時8時半に、駐禁ステッカーが。。。。。
「うーむ、間隙を突いてきたな。イタリアのポリスもなかなかやるなあ。」と多いに関心した。
出社後、「これでおれも一人前のイタリアンドライバーです。」としょうぼないギャグを言いながら、会社の秘書に35ユーロのお金を手渡し、納付依頼をした。
その日の金曜日、近所のワインバーに夜10時頃飲まへんかとの誘いを受け、遅い退社後、ヘトヘトになりながら車でワインバーへ。
駐車スペースが全くない!
「しゃーない。初の道路中央ライン駐車にトライしょうか。」と中央におもっきり並んでいる先端の車の前に駐車し、ワインバーへ。
2時間程、ええ気持ちでワイン飲み、店を後にして車に戻った。
「はあ~?」
なんと、また駐禁キップ切られとるがな。
1日2枚目やがな。
日本でもたいがい駐禁切られたけど、1日2枚どころか、1ヶ月2枚も経験あらへんがな。
1日2枚はこれまでの人生初めてやがな。
イタリアはなんと怖いとこやがな。
家電製品に贅沢し、Saldi(バーゲンセール)で大枚叩き(バーゲンについては近日紹介します)、更に瀕死の状態時、社内スキーイベントがあるとのことで、セールスマネージャーの強い勧めでスノボー購入した後の自分にとって、今後仙人生活を誓った週末です。
ちなみに、ステッカーつきのBMWへ昨日乗り換える時間なく、今尚アパート前道路にはステッカーなしのボルボを駐車してます。
イタリアに神様が存在すること信じたい週末です。